ガラスフィルムはプロでもフィルムの四隅に隙間を作る

ガラスフィルムを施工する際、窓枠とフィルムの間に隙間を作っているということに気づかれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは、プロであれば誰もが行う施工の方法です。

ガラスフィルムを窓ガラスに貼る際には、２、３ミリほどの隙間を開けて施工するのが一般的です。

では、なぜこの隙間を開ける必要があるのでしょうか。

なぜ隙間を開ける必要があるのか

ガラスフィルムを貼り付ける際には、ガラスに施工液を吹きかけた状態でフィルムを貼っていく作業が行われています。

そのため、仕上がりをよくするためには、貼り付け後には施工液と中に入った気泡をできるだけきれいに取り除くことが必要です。

窓際とフィルムがぴっちりと隙間なく貼り付けると、空気を抜く事や施工液を取り除くことがうまくできません。

フィルムにあえて隙間を設けることで、美しい仕上がりにさせることが出来るのです。

また、ガラスフィルムは、高分子素材を使われていることが多く、熱によって伸縮する恐れがあります。

夏の暑い季節になると、どうしても窓ガラスは高温にさらされ、熱を帯びてしまうのです。

そこで、熱によってフィルムが浮き上がる可能性が出てしまうので、あえて隙間を作ることでフィルムが浮き上がるのを防ぐために隙間を作っています。

窓枠に設けられたゴムパッキンも、完全にまっすぐに作られているかといえばそうではないので、ある程度隙間を作る事でフィルムの仕上がりを美しく見せる効果があります。

離れた位置から全体を見ればそこまで気になるような隙間でなはいので、仕上がりのためにも開けておく必要があるものだということを是非、皆さんもご理解下さい。