暑さ・寒さ対策は窓の断熱が重要!効果的な断熱方法6つを紹介
夏の猛暑や冬の厳しい寒さは、窓に「断熱」を施すことで大きな改善が期待できます。本記事では、窓ガラスの断熱対策が必要な理由と、具体的な方法を6つ紹介します。
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窓の断熱対策が重要な理由
住宅への熱の出入りは、窓や玄関ドアなど開口部が多くを占めています。窓の断熱対策をしっかり講じることで、熱の流出入が抑えられて、室内を快適な温度に保てるのです。キッチンや脱衣所、風呂、寝室など、各部屋の窓に断熱対策を施して温度差を小さくすれば、熱中症やヒートショックのリスクを低減できるでしょう。また、冷暖房効率が上がれば省エネ性も上がり、電気代の節約にもつながります。
窓の断熱方法6つ
窓の断熱性能を高める方法を6つ紹介します。
- 断熱フィルムを貼る
- 気泡緩衝材を張る
- 断熱カーテンを取り付ける
- 雨戸・シャッターを閉める
- 断熱ボードを設置する
- 窓をリフォームする
断熱フィルムを貼る
断熱フィルムとは、赤外線や紫外線をカットできるアイテムです。窓ガラスに貼るだけで、断熱効果を発揮します。断熱フィルムは、ミラータイプや柄入りタイプなど様々な種類があるため、求める効果に合わせて選びましょう。
気泡緩衝材を張る
気泡緩衝材とは「プチプチ」と呼ばれることもある梱包材の1種です。窓に貼ると空気の層ができるので、断熱効果を得られます。比較的安価で、簡単に設置できます。透明度も高いので、採光しやすいこともメリットです。
断熱カーテンを取り付ける
既存のカーテンを、熱を通しにくい生地や、断熱加工が施されたものに取り替えるのも1つの方法です。高い断熱効果を得られますが、遮光性も高いため室内が暗くなりがちです。遮熱フィルムや気泡緩衝材など、光を通しやすいアイテムを併用すれば、適度に採光をしながら断熱効果をより高められます。
雨戸・シャッターを閉める
雨戸やシャッターを閉めると、窓から入る光を完全に遮断できるので、高い遮熱効果を得られます。日中に使わない部屋や、西日がきつく差し込む部屋は雨戸やシャッターを閉めておきましょう。
断熱ボードを設置する
断熱ボードとは、窓の下部に設置することで冷気の侵入を遮る断熱アイテムです。様々な種類があり、貼るタイプは設置が簡単です。また、給水性のあるボードもあるため、結露を防ぎたい場合にも活用できます。
窓をリフォームする
窓の断熱リフォームは、窓の美観を保ちつつ、高い断熱効果を得られるメリットがあります。初期費用はかかりますが、断熱材を交換する手間が省けるため、長期的な視点で見るとコスパが良いと言えるでしょう。窓のリフォーム方法は、主に以下の2つです。
- 二重窓
- 断熱ガラス
二重窓
窓の内側にもう1つ窓を取り付ける方法です。リフォームが簡単で、マンションにも設置できるメリットがあります。断熱効果の他に、防音効果も得られます。錠も2つになるため、空き巣や強盗などに狙われにくくなり、防犯性の向上にもつながるでしょう。
断熱ガラス
断熱ガラスとは、窓のガラス部分が2重~3重になったガラスのことです。空気の層が増えるため、一般的なガラスと比べて高い断熱効果が期待できます。層が増えるほど断熱効果が高まるものの、窓自体の重量も増えて使いにくくなります。価格も高くなるため、求める断熱効果に合わせて選ぶことが大切です。
窓を断熱して快適な空間を整えよう
室内の熱の多くは、窓や玄関など開口部から流入・流出しています。暑さや寒さを防いで快適に過ごすには、窓の断熱が欠かせません。断熱方法は、遮熱フィルムや気泡緩衝材などを貼るといった簡単なものから、リフォームまで様々です。それぞれメリット・デメリットがあるので、自宅の窓に最適な方法を選びましょう。