シャッターがない窓の台風・防犯対策は?応急処置と事前対策を解説!
シャッターがない窓は、台風や強風の際にガラスが割れるリスクが高く、空き巣の侵入経路になってしまうこともあります。そのため、被害を防ぐには窓の補強を行うことが重要です。そこで本記事では、シャッターがない窓のリスクや、応急処置の方法、事前にできる補強対策について詳しく解説します。
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シャッターがない窓のリスクとは?
窓にシャッターがない場合、台風時にガラスが割れたり、空き巣などに狙われやすくなったりと、さまざまなリスクが発生します。そのため、窓ガラスには適切な対策を講じる必要があります。
台風時にガラスが割れる危険性がある
シャッターがない窓は、強風による圧力や飛来物の衝突によって割れるリスクが高まります。強風によって窓ガラスが内側に押され破損したり、外から飛んできた看板や木の枝などが窓に当たって割れたりすることが懸念されます。
空き巣などに狙われやすくなる
シャッターがない窓は、空き巣にとって格好の侵入経路です。特に、人通りの少ない場所にある窓は狙われやすく、ガラスを割られる危険性が高くなります。シャッターがあれば物理的に侵入を防げるものの、ない場合は別の防犯対策を講じる必要があります。
シャッターがない窓の応急処置方法
台風が接近している際、シャッターがない場合は、すぐにできる応急処置で窓を補強することが重要です。ここでは、3つの応急処置方法を紹介します。
- 養生テープで窓を補強する
- 段ボールやガムテープを窓に固定する
- カーテンやブラインドを閉めておく
養生テープで窓を補強する
窓に養生テープを「米」の字に貼ることで、ガラスが割れた際の飛散を抑えられます。ただし、養生テープ自体に強度はないため、ガラスの破損を完全には防げません。あくまで応急処置として活用し、飛散防止フィルムなどの補強対策と併用した方が安心です。
段ボールやガムテープを窓に固定する
窓の外側や内側に段ボールを貼り付けることで、飛来物の衝突による破損リスクを軽減できます。ガムテープや養生テープを使って、しっかりと段ボールを固定しましょう。ただし、強風で剥がれる可能性があるため、補強材として使う場合は慎重に施工してください。
カーテンやブラインドを閉めておく
台風が接近した際には、窓のカーテンやブラインドを閉めておくことで、万が一ガラスが割れた際の飛散を防げます。厚手のカーテンであれば、破片の飛散をある程度防げるため、事前にカーテンを閉めておくと安心です。
事前にできる窓の補強対策
シャッターがない場合、応急処置だけでは十分とはいえません。そこで、事前にできる窓の補強対策を4つ紹介します。
- 飛散防止フィルムを貼る
- 防犯フィルムを活用する
- 窓ガラスを強化ガラスに交換する
- 補助錠を取り付ける
飛散防止フィルムを貼る
飛散防止フィルムを窓に貼ることで、ガラスが割れた際に破片が飛び散るのを防げます。ただし、飛散防止フィルムはガラスが割れるのを防ぐものではなく、割れた際の被害を軽減するためのものなので、他の対策と組み合わせたほうがより安心です。
防犯フィルムを活用する
防犯フィルムは、貫通防止性能に優れており、飛来物の衝突による破損のリスクを軽減します。割れた際にも破片が飛び散るのを防げるため、台風などの際に安全性の向上が期待できます。また、厚みがあり、ハンマーなどで叩いてもすぐには割れない点から、空き巣対策としても有効です。
窓ガラスを強化ガラスに交換する
一般的なガラスよりも強度の高い強化ガラスに交換することで、衝撃による破損を防げます。強化ガラスは通常のガラスに比べて3~5倍の強度を持ち、台風や地震などの災害時にも割れにくい特徴があります。
補助錠を取り付ける
補助錠をつけることで、台風時に強風で窓が開いてしまうリスクを軽減できます。簡単に取り付けられるものも多いため、手軽に台風対策をしたい方におすすめです。また、窓の開閉を制限し、空き巣が窓から侵入するのを防げるため、防犯対策にも有効です。
シャッターがない窓は事前に補強しましょう
シャッターがない窓は、台風や防犯の観点からリスクが高いため、事前に適切な対策を行うことが重要です。養生テープや段ボールを活用した応急処置は一時的な対策なので、飛散防止フィルムや防犯フィルムなどを活用し、事前に補強対策をしましょう。