窓から入る紫外線はどのくらい?家の中で日焼けする原因と対策を紹介
日光に含まれる紫外線は、日焼けや、目の疾患などを引き起こすおそれがあります。外出する際は紫外線対策をしっかり行っていても、室内では気にしない人は多いのではないでしょうか。紫外線は窓ガラスを通過するため、屋内でも油断は禁物です。本記事では、窓から入る紫外線の量や、対策を紹介します。
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室内の紫外線対策が重要な理由
家の中でも紫外線対策が必要な理由には、以下の2つが挙げられます。
- 肌・目に悪影響を及ぼすから
- 家具の日焼け・劣化につながるから
肌・目に悪影響を及ぼすから
紫外線が肌に当たると、コラーゲンやヒアルロン酸を生成する細胞が傷付き、シミやシワ、たるみを引き起こすと言われています。また、紫外線が目に吸収され、水晶体が酸化・たんぱく質化することで、白内障のリスクが高まるおそれもあります。健康被害を抑えるために、室内でも紫外線対策が欠かせません。
家具の日焼け・劣化につながるから
紫外線は、家具や床の乾燥を招き、日焼けや劣化の原因となります。紫外線対策をしないままでいると、劣化が進んでリフォームや買い替えの時期を早めてしまうため、注意が必要です。
窓から入る紫外線の量
屋外の紫外線量を100%とした時、窓から入る紫外線の量は窓際で50%、窓から1m離れた場所で5%~10%と言われています。曇りや雨など天気が悪い日の紫外線量は、晴天時の30%~90%です。室内に侵入する紫外線量も少なくなりますが、0%ではないため対策が必須です。
紫外線の種類
紫外線は以下3つの種類に分けられます。それぞれの特徴を解説します。
- UV-A
- UV-B
- UV-C
UV-A
UV-Aは、3種類の中でも最も波長が長く、地表に届きやすい性質を持ちます。皮膚の奥深くまで入り込み、日焼けだけでなく、シワやたるみを引き起こします。雲やガラスを通り抜けるため、天気が悪い日や室内でも、十分な対策が必要です。
UV-B
UV-Bは、地表に届いたり、窓ガラスを通過したりすることはほとんどありません。しかし、肌に強い影響を及ぼし、痛みや赤みを伴う日焼けの原因になるため、注意が必要です。
UV-C
UV-Cは、オゾン層と酵素分子に吸収されて地表には届かない紫外線です。そのため、紫外線対策で気にする必要はありません。
室内の紫外線対策
家の中の紫外線対策4つを紹介します。
- 窓にUVカットフィルムを貼る
- UVカット機能付きのカーテンを取り付ける
- 日焼け止めを塗る
- 紫外線を通さない色の服を着る
窓にUVカットフィルムを貼る
UVカットフィルムは、窓に貼ることで紫外線の侵入を防ぎます。採光に影響を及ぼさないため、部屋の明るさを保ちながら紫外線対策ができます。
UVカット機能付きのカーテンを取り付ける
カーテンをUVカット機能付きのものに取り替えるのも1つの方法です。遮光カーテンは紫外線を防げますが、部屋が暗くなってしまいます。明るさを保ちたい場合は、UVカット機能付きのレースカーテンを選びましょう。
日焼け止めを塗る
紫外線から身を守るには、日焼け止めが有効です。PA値やSPF値が高いものほど、紫外線から肌を守る効果も上がりますが、肌への負担が大きくなってしまいます。室内で日焼け止めを塗る場合、PA++、SPF30程度のものがおすすめです。
紫外線を通さない色の服を着る
白やパステルカラーなどの淡い色は、紫外線を通してしまいます。紫外線対策をするのであれば、黒や紺など、紫外線を通しにくい濃い色の服を着るようにしましょう。
万全の紫外線対策で室内での日焼けを防ごう
紫外線は、健康被害を引き起こしたり、家具や床にダメージを与えて劣化を早めたりします。窓ガラスを通過するため、家の中でも対策が欠かせません。室内への紫外線の侵入を防ぐには、窓の対策が重要です。UVカットフィルムやカーテンを取り付けて、紫外線をカットしましょう。また室内でも日焼け止めを塗ったり、濃い色の服を着たりすることでも、紫外線から肌を守れます。
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